コーヒーと私の新しい距離感。私が1ヶ月半カフェインを断って気づいたこと

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コーヒーって一日の始まりの合図というか、エンジンというか、私にとって毎朝の必要不可欠な飲み物でした。

コーヒーは身体にもいいし、飲みすぎなければ飲んだほうがいいのだと思っていました。
そのため、いつの間にか頭痛がひどい日や少々の胃痛があっても、飲むことを止められなくなっていたのです。 

そんな私がある小さなきっかけから、13年以上続いた「コーヒー依存」を脱出し、心と身体の穏やかさを取り戻すまでのリアルな1ヶ月半の記録をお届けします。
「コーヒーを辞めたいけれど、一歩が踏み出せない」という方の参考になれば嬉しいです。 

カフェイン断ちの記録① きっかけは漢方薬局での一言 

40歳を過ぎたころから、夜間のトイレ(夜間頻尿)に悩まされることが増えました。
多いときは、一晩で5回。さすがに寝た気がしなく、日中はぼーっとしてしまいます。
なので目覚ましのために濃いコーヒーを淹れてました。

一晩で2回くらいの頻度であれば、まだ寝た気がするのです。
もちろん年齢もありますが、日々の不安や仕事のストレスで眠りが浅くなり、
尿意で目が覚めるのです。

そして年々、暑い季節より冬の寒い時期により悩まされるようになりました。

仕事を自分のペースでできるのならまだ余地はありそうですが、私は雇われの身なので自分のペースで休憩ができないので身体がもちません。鍼治療などをだましだまし色々と試してきましたが、あまり改善は見られず藁をもすがる気持ちで漢方薬局に相談に行くことにしました。

既に漢方には38歳頃からお世話になっていたので、 私は横浜中華街にある歴史がある漢方薬局に行き、熟練の優しそうな女性の薬剤師さんに相談に乗ってもらえることに。

じっくり話を聞いてもらった後、「舌を出して見せて下さい」と舌診を受けることに。これ、思っていたより恥ずかしいんですよね。今までの生活習慣(あの時我慢できなかったケーキのこととか…)をすべて見透かされた気分になります。

薬剤師さんから告げられた私の状態は、

  • 足腰が冷えている
  • むくんでいる
  • 水分(コーヒーなど)の取りすぎ

「コーヒーはあなたには刺激が強すぎて、心臓が疲れ気味の舌をしていますよ」との見立てでした。

「え?コーヒーって身体にいいんじゃ…?」
私はコーヒーのおかげで便秘知らずだったので、てっきり腸活にいいとばかり思っていました。
それに巷では、「コーヒーは身体にいい!!」って情報で溢れていますよね。

でも、「体質によって人による」という当たり前の視点が、すっぽり抜け落ちていたのです。

カフェインのガソリンで10年以上頑張り続けた私の心臓。これから本格的な更年期を迎えるにあたり、「コーヒーはなるべく控えたほうがいい(飲むなら1日100㎖まで)」とアドバイスを受け、おすすめの漢方薬とサプリを手に、少しショックを受けながら帰宅しました。

カフェイン断ちの記録②「生理」を味方につけた、過酷な離脱症状の3日間

コーヒーを辞めるタイミングは、翌日に突然やってきました。 朝からズキズキとひどい頭痛。珍しいなと思ったら、ここ数年周期が安定していない生理が始まったのです。昨日の今日だし、体調も良くないから「まずは生理期間中だけでもコーヒーを控えよう」と、思い切って飲むのを辞めてみました。

1日目、2日目はひどい頭痛で起き上がれず、配信動画を見ながらカップラーメンやハーゲンダッツ、家に置いてあるものを食べてダラダラと過ごしました。3日目、食事は少し立て直したものの、やはり頭痛の波が襲ってきます。

歯痛や舌のピリピリ感も気になり、「これは生理痛?それとも…?」と思って、
相棒(チャットGPT)に質問してみました。
すると返ってきたのは「カフェイン離脱症状です。3日目が一番つらいとされています」という回答。
コーヒーを飲みたいというよりは、カフェインを止めることにここまで影響があることにゾッとして既に飲みたいって思わなくなってました。 

スマホの活字で見て、妙に納得しました。実は過去にもコーヒー断ちに挑戦したことがあったのですが、初日の頭痛に耐えられず、コーヒーを飲んでしまっていたのです。 

だからこそ、「初めて3日目の壁に挑戦できている」という事実が妙にうれしくて、「もしかして今回は辞められるかも!?」とテンションが上がりました。 

カフェイン断ちの記録③10日目の光と、身体の意外な反乱(デトックス)

生理ということもあり、その週はとにかくだるくて眠い毎日でした。

3日目の頭痛がピークと知ったときは半信半疑でしたが、不思議なことに4日目以降は少しずつ頭痛が気にならなくなっていきました。

もちろん「完全にスッキリ!」というわけではありません。歯がうずくような感覚や、舌のピリピリ感、今まであまり感じたことのなかったこめかみの頭痛が出る日もありました。

ただ、一つだけ大きく変わったことがあります。

それは、「コーヒーを飲みたい」という気持ちが思ったより強くなかったことです。

むしろ私は、カフェインを止めたことでここまで身体に影響が出ることに驚いていました。

こめかみの頭痛でさえ、「身体がカフェインなしで動き始めているサインなのかもしれない」と思うと少し嬉しく、「もしかしたら今回は本当に辞められるかもしれない」と思うようになりました。 

7日目頃、生理が終わったあとにこめかみの頭痛が出た日があり、一瞬だけ「コーヒーを飲みたいかも」と思ったこともありました。

でも、あのひどい頭痛をもう一度経験するのは嫌でした。

だから無理に我慢するというより、「ここで戻るのはもったいない」という気持ちの方が強かったのです。
頭痛のピークを越えた頃から、私は少しずつ身体の変化を感じるようになりました。

 一番驚いたのは腸です。 

今まではコーヒーを飲むと自然に便通がありましたが、カフェインを辞めた途端、お腹の張りやガスに悩まされるようになったのです。 

最初は口寂しくて果物やチョコレートをつまんでいたせいかとも思いました。 

でも相棒(ChatGPT)に相談すると、カフェインなしで腸が働く状態に身体が適応しようとしている可能性があるとのこと。 その回答に妙に納得しました。

 三日ほど続いたある朝、お腹の張りで目が覚めました。 冬の寒い朝方トイレに駆け込むというより、布団の中でお腹を抱えてうずくまるような状態です。 

少し落ち着いたのでトイレへ向かったのですが、今度は吐き気とお腹の張りがピークに。
「なんじゃこりゃ!私の身体どうしたいの?」
お腹のこと以外は何も考えられません。
手でお腹をさすりながらフーフー言いながらようやく用を足した頃には、
頭から冷や汗がポタポタ落ち、手足もすっかり冷たくなっていました。
ベッドに戻ると力が抜けてしまい、その日は一日中横になって過ごしました。

あの朝の腹痛は本当に辛かったのですが、絶望感はなく、
「私の身体、今までカフェインに頼っていた部分を自分でやろうとしているのかもしれない」
痛みを受け入れた感覚があったのです。
その後も2回ほどお腹の調子を崩したものの、それを最後に強い腹痛は起こらなくなりました。 

カフェイン断ちの記録④ 1ヶ月の休息を経て、今のちょうどいい関係 

カフェインを抜いて1ヶ月ほど経った頃、明らかに変化したことがありました。

それは、あの「そわそわ感」が消えたことです。

はっきりとした境界線はありませんが、でも気がつくと、

「最近、穏やかだな」

と思う日が増えていきました。

以前は疲れていても休むことが苦手でした。

横になっても頭がさわさわして落ち着かない。

でも今は、疲れが残っていると眠くなり昼寝ができます。

焦燥感があるとできない選択を、今の私は自然にできるようになっています。

「休めるときは休もう」

そう思えることが、私には意外と大きな変化だったのです。

そんな私が、約1ヶ月半ぶりに普通のコーヒーを飲む機会がありました。 

知人とのランチ会です。 ドリンクバーで、最初は薄めのアメリカーノ、話が弾んでカプチーノを少々おかわりしました。変化はその日の夜、てきめんに現れました。

なんと、夜中に5回もトイレで起きたのです。寝つきも悪く、頭が興奮気味なのもわかります。

「あぁ、身体が敏感に反応しているな。やっぱり私の身体にコーヒーは強すぎるんだ」

と感じたのです。

カフェイン断ちの記録⑤ まとめ

毎日コーヒーを飲む習慣はなくなりました。

外出先ではノンカフェインの飲み物を選んだり、紅茶やミルクティーを楽しんだりしています。

不思議なもので、紅茶に興味を持ち始めると自然とそちらの情報に目が向くようになり、あれほど身近だったコーヒーの情報は私の中から少しずつ消えていきます。

以前の私は、「コーヒーは身体にいい」「仕事に必要なもの」と思い込んでいました。

でも今回、1ヶ月半ほどコーヒーを抜いてみたことで、コーヒーに含まれるカフェインは私の身体には少し刺激が強すぎたこと、そして知らないうちに身体へ負担をかけていたことに気づくことができました。

もちろん、コーヒーが悪いわけではありません。

ただ、体質によって合う人もいれば、私のように距離を置いた方が楽になる人もいるのだと思います。

今は無理に禁止するのではなく、自分の身体の声を聞きながら付き合える嗜好品になりました。

その結果、自分にとってちょうどいいコーヒーとの距離感が見つかり、以前よりも穏やかな気持ちで毎日を過ごせるようになりました。

自分の体質を知ることは、思っていた以上に暮らしを楽にしてくれるものなのかもしれません。